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アガベ実生の育て方を種まきから解説|初心者から中級者までの完全成功ガイド

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アガベを実生から育てたいと思っているあなた!

  • アガベを種から育てるのは難しいのでは?
  • どんなことに気を付ければいいの?

種まきから発芽、そして成長の管理までのプロセスを知ることで、初心者から中級者まで誰もが成功しやすくなります。

本記事では、アガベ実生に成功した私がポイントを分かりやすく解説し、トラブル対策やコツも盛り込みました。


目次

アガベの種まき時期!

アガベの種まき時期!

種まきできる季節は?

アガベの種まきは、

春から初夏(4~6月)または秋(9~10月)

だったらできます。

この時期は、発芽に適した条件を自然に満たしているからです。

この時期を選ぶ理由

  • 気温…アガベの発芽の適温は20~30℃です。春と秋はこの範囲におさまりやすい。最低でも15℃以上がいいでしょう。
  • 湿度…適度な湿度を確保しやすく、腰水管理との相性も良い。
  • 日照時間…発芽後のアガベに十分な日照を確保できる。

初心者は春がベスト!

初心者は春がベスト!

初心者の場合、アガベの種まきは4~6月の春にしましょう!

アガベが発芽する条件が自然に整っていて、その後の赤ちゃんアガベの生育もしやすいからです。

秋にまいた場合、赤ちゃんアガベが寒さに耐えきれず冬越しできない

この時期は一番不安が少ないです!!

この時期にまいたらこんなことに注意!

  • 夏(7~8月)
    高温で多湿のため、蒸れによって腐ってしまうことやカビのリスクが高まります。特にカビ対策に注意です!カビは気が付いたら一気に広がるので毎日チェックしておく必要があります。発芽後も風通しのいい場所やサーキュレーターで対策。
  • 秋(9~10月
    種まき可能で発芽しやすい。ただし、冬に向けて気温は下がっていく一方なので、ヒーターマットや暖房設備があったほうがいいでしょう。
  • 冬(11~3月)
    気温が低く、発芽適温を維持するにはヒーターマットや暖房設備がないと厳しいでしょう。また、体力のない赤ちゃんアガベが冬越しできないおそれが!

室内で温度や風通しをコントロールできる場合は、一応どの季節でも可能です。実際、筆者も9月に種をまき、成功していますよー!


発芽率を上げる種まきの方法

種まきの手順

必要な準備

  • アガベの種
  • 用土赤玉土1:鹿沼土1:バーミキュライト1の配合が最適。

    赤玉土だけや鹿沼土だけでも実生する人もいますが、赤ちゃんアガベは水を切らすと終わりです…。赤ちゃんアガベは水をたくわえる力がまだ弱いので私はバーミキュライトを使用しています。

    バーミキュライトを入れることで保水性がアップするんです。種まき用としてバーミキュライトはよく使われたりしますよ。

  • 殺菌剤ベンレート水和剤
    薄めたベンレートで用土や種子を殺菌。カビ対策です。

  • その他道具…鉢、鉢底ネット、受け皿もしくはトレー(鉢の1/3は腰水したいので深め)、サランラップ(かぶせられるものならなんでもいい)、サーキュレーターなど。

種まきの手順

ベンレート
  1. 用土の準備
    • 用土を容器に入れます。

  2. 播種
    • 種子を用土の上に置き、浮いている状態にならないように軽くおさえます。アガベは好光性種子なので、覆土(種の上から土をかぶせる)は不要です。

    好光性とは?
    アガベの発芽には光が必要ってことです。アガベの種子は、光を感じることで発芽します。

  3. 腰水管理とラップの利用
    • 容器の底から水を吸わせる腰水管理を行い、用土全体を湿らせます。だいたい鉢の3分の1くらい水位がくるようにします。

    • ラップや蓋で容器を覆い、湿度80%前後を保ちます。全部かぶせないで少しだけ開けておく、またはサランラップにつまようじで穴をあけておくといいでしょう。

    • カビ対策: 毎日ラップを外して空気を入れ替え、カビがないかチェックしてください。発見したら除去。毎日薄めたベンレートをシュッシュと散布します。カビはあっという間に広がるので注意しましょう。

  4. 発芽までどれくらい?
    ほぼ2週間以内に発芽するでしょう。発芽率は80%以上です。




発芽後の管理と育成のコツ

発芽後の管理と育成のコツ

ラップを外す

発芽したらラップを外します。発芽したら湿度は必要ありません。

腰水管理は継続

腰水管理は継続して鉢の1/3以上の水位を保ち、土の表面が常に湿っている状態を保ちましょう!

風通しの良い環境

発芽したら風通しの良い窓辺やサーキュレーターを利用して風通しを良くしましょう

腰水管理なので風通しの良い環境にしないとカビが生えやすいですし、風通しを良くすることでアガベの成長が促されます。

ただし、風通しを良くすると水は減りやすくなるので常に土の表面が湿っている状態を保てるように定期的に水を足してくださいね!

光量と時間

光量と時間
  • 光量…明るい室内や窓辺で管理し、直射日光は避けましょう。レースのカーテン越しの光がちょうどいいです。暗い室内では植物育成ライトを使用しましょう。植物育成ライトが「ちょっと高いよ」って人は高演色ライトでも育ちますよ!

植物育成ライト↓↓↓

高演色ライト↓↓↓

ソケット↓↓↓

  • 時間…赤ちゃんアガベの場合、光が当たる時間は3時間くらいあれば十分です。もちろんそれ以上でも問題ありませんが、植物も日中と夜を認識することで成長サイクルが良くなるので夜間は消灯するようにしましょう。

私はスマートプラグを使って時間を管理しています。便利ですよ!

温度

引き続き20~30℃を維持し、夜間の冷え込みを防ぎます。15℃以上が理想的です。

冬はヒーターマットを使うといいでしょう。ほかにも窓にプチプチ緩衝材を張り付けたり、発泡スチロールの箱の中に鉢を入れるなど対策すると冬越しできるかもしれません。


腰水管理はいつまでするのか?

腰水管理はいつまでするのか?
  • 春に種をまいた場合夏を越えるまで腰水管理を継続します。
  • 秋に種をまいた場合翌春になるまで腰水管理を継続します。

移行タイミング

まだ小さな赤ちゃんアガベは体力がなく環境の変化に弱いです。最悪の場合、枯れてしまうおそれがあるので、注意する夏や冬の季節を越すまで腰水管理することをおすすめします。

そして徐々に腰水管理を終了し、通常の水やりに移行します。夏や冬を越してもまだまだ大きくなってからでも全然大丈夫なのであせらなくていいです!


まとめ

アガベの実生は正しい知識があれば難しいことはありません。実生する季節や使う土、光、風通し、温度など…ポイントをいくつか押さえれば大丈夫です。アガベの発芽率はけっこう良かったりするので知識のない人でも実は意外といけちゃったりするのです(笑)

かっこいいワイルドなアガベまではまだまだほど遠いですが、ぜひ実生からあなただけのアガベを育ててみてくださいね!

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